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『武器としての会計思考力』読書感想

どうも、今年の夏(春から雪が降るギリギリまで)はサンダルで生活しようと思っている町野です。

理由は楽だから。

無印で1000円で買ったサンダルなので私が吸っている葉巻より安いです。

以下、読書感想文↓↓↓
武器としての会計思考力

2017年発売の矢部謙介著『武器としての会計思考力』の感想文です。

前回割と小難しい経済学の本でI課長に「本当に読んだ?w」と
いわれてしましましたので今回は引用多めに私がこの本から学んだことを
列挙していこと思います。

取り合ず面白かったり共感したり改めて肝に銘じておきたいことをテキトーに書き出しながら読み進めます。

・戦略を現実化するために会計の数字を活用する
”①企業が目指すべき姿を掲示する”
”②戦略の実行状況をモニタリングする”
”③戦略を実行した成果を評価する”

”成果を定量的に「見える化」できること”
”見えないものはコントロールできませんが、会計の数字を活用すれば、
 これら定量的に「見える化」することができます。”

・そもそも『会計思考力』とは何ぞや!?本著では以下二つ↓
→会計の数字を使って経営の現実を読み解く力
→会計の数字を使って経営の現実を変える力

・B/S
→B/Sにはその会社経営方針や戦略がよく表れている
→B/Sはまず一本一本の木を見る前にまず森を眺める
→全体を把握してから大きな木に着目する
→なぜその木が大きいのが現実のビジネスと結び付けて疑問点を導き出す
→森を眺めるとは流動資産固定資産流動負債…とかそういう項目ごとのバランス 
 比例縮尺図に直してみるとより明瞭になる。
→exセブン&アイの場合(連結)
 〈借方〉
 流動資産→有形固定資産→投資その他の資産→無形固定資産
 〈貸方〉
 純資産→流動負債→固定負債
 〈ここで立つ仮説〉
 →小売だから在庫が多い
 →コンビニは路面店が多いから土地建物が多い
 →土地が多いと敷金も多くのなるので投資その他の資産は敷金が大部分を占めるのでは?
 →自己資本率46%なので内部留保が結構ある
 →流動負債が34%も占めているのは…なぜ!?
   ↓
  →ここで木に目を下すとセブン銀行の預金分であることがわかる。

・P/L
→全体像を把握する
→販管費の内訳を金額の大きい順に見てビジネスの特徴をつかむ
→P/Lも比例縮尺図にしてみる。
→B/Sどうように具体的に何故どのようにお金が使われているのかビジネスを強くイメージする。

・C/F
→基本中の基本に思えますが「勘定合って銭足らず」となりがちなので、
 支払いに必要な現金が足りているかどうかが非常に重要
→営業活動によるCFは最低限プラスに
→投資活動によるCFがマイナスの場合成長期、プラスの場合成熟期(と、なることが多い)
→C/Fはウォーターフォールチャートにしてみよう

・比例縮尺図を使った財務分析
→BtoCかBtoBなのかを意識する
→くら寿司の利益率は50%と低め。そこで注目したいのは昨今くら寿司では
 「しゃりカレー」などのサイドメニューの商品開発により鮮魚のクオリティを落とさず
 利益率の増加をはかっている。
→ヤマダ電機は営業利益580億円に対しポイント販促費460億円(ちょっと笑う)
→BtoCの特徴は有形固定資産の割合が多い。売上高に対する販管費が高くなる傾向。
→BtoBの特徴は広告費が低めなので販管費低め。有形固定資産割合が大幅に高くなりがち。
→ITベンチャーは利益率と流動比率がエグい。
→営業活動によるCFのマイナスが財務活動によるCFのプラスを上回ると超危険(当たり前ですが)
 →PLだけ見ても気が付かないケースも。大幅な在庫の増加など。

・比例縮尺図と現場の状況を組み合わせて課題あぶりだす
→オリエンタルランドの場合(一見利益率も高いし自己資本率も超高いしイイナ~って感じです)
 →”パークが混みすぎていて顧客満足度が低下している可能性がある。利益を出しすぎている状態”
 (まあTDL好きからしたら色々異論はあるかもしれませんが一理ありますね)
→儲かっている、儲かっていないの視点から一歩前進して考える

・財務分析はなぜ有用なのか→比例縮尺図書くより早い!
→財務指標→財務諸表→実際のビジネスの順に目線を落とし課題を考える。
 →一見課題なんてないようでも必ずある。
 →利益も出てるし継続してるから安全。ではない。
→財務分析の要素、安全性、効率性、収益性、成長性
→安全性
 →流動負債に対して十分な支払能力があるか
 →固定資産に対しどのように調達した資本で投資してるのか
 →安定的な形で資金調達しているのか
 →当座資産の割合で支払能力も確認
 →固定長期適合比率が引くほど安全(流動負債で調達した資金だと返せなくてショートするかも)
→効率性
 →すずらん式財務分析にない項目なので割愛
→収益性分析
 →資本を有効活用できてるか確認
→成長性
 →うちで言うと売上高前年比成長率
→前年の財務指標と比較し増減した原因を具体的なビジネスと照らし合わせる。
→その年投資した固定資産や人件費を回収できているか?できていない場合の現場の課題を確認

・財務指標をブラックボックス化しない
→なんとなく増減したのではなく必ず実際のビジネスに落とし込む。
 増減だけで良い悪いという訳ではない。

・数字の裏側に隠れているもの
→キャッシュが多いことの問題点は投資家目線でキャッシュは収益を生まないため投資の腰が重いとされる
→任天堂はゲームが当たるかどうか大きく左右するため安全性を保つため多くのキャッシュを保有している。

・M&Aによって利益が下がる!?
→IFRSではのれんは償却しない。

以上、読みながら記載した内容です。

いちいち財務分析をするときに電卓をたたいていましたが、
簡単にエクセルに財務諸表を入力したら自動で計算できる計算式を入れておこう!と思いました。
僕はアホなのでウッカリ財務分析を間違って上司から指摘されるので!!!

あと折角財務分析を決算書につけさせていただいているのでもっと活用しようと思いました。
財務分析の増減から帳簿に目を落とし具体的な数字の増減から、
昨年度にどのようなことがあったが原因かヒアリング。
財務分析上の安全性、成長性、収益性で低い箇所を上げるには、
財務諸表上どの数字を上げる(若しくは下げる)と良いか、
そのためには実際のビジネスでできることをお客様と話し合い、
より、お客様が財務諸表を活用した経営計画を導き出せるように意識した監査を目指したいものです。

私達の事務所でも財務諸表を見てアレコレ考える勉強会をしているのですが、
その際どうしても視野が狭くなりがちです。

森を見てから木を見ていき、そのビジネスの特徴が帳簿にどう反映されているのか?

成長性、安全性、収益性の課題となる指標はどれか?

じゃあ何ができるのか?(ヒアリング)

この観察眼をこれから養っていきたいです。

まさに私達の仕事内容そのものが書かれていたので、
今後の参考にとてもなりました。

読みっぱなしにならないように頑張ります。

以上。
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