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『教養としての「ローマ史」の読み方』感想

教養としてのローマ史の読み方


今回は『教養としての「ローマ史」の読み方』という本の感想です。

著者は歴史学者の本村凌二氏。
他にもローマ史にまつわる本を沢山出しています。

何故、教養がない町野が「教養としての、、、」などという文言がタイトルの
本を手に取ったかと言いますと、
海外ドラマ版のスパルタカスが大好きだからです!

(勿論キューブリックの映画版も好きです。)

ドラマ版スパルタカスには映像としてのテンションブチ上げ要素がてんこ盛りです。

少ない布切れを身にまとうマッチョな剣闘士たちが、
砂漠にあるコロシアムで汗と血を流しながら命を懸けて闘うのです!
(金持ちの見世物として!)

剣闘士の戦いは基本的に勝敗は死ななくてもダウンしたら負けなのですが、
最後に敗者を殺すかどうかは観客が決めます。
観客が「殺せコール」をしたら勝者が敗者を殺します。

本書を読んで知ったのですが、
ローマの景気がいいと剣闘士の死亡率は上がり、
景気が悪いと剣闘士の死亡率は下がるそうです。

人間みな恐ろしいですよ。

シリーズは4つに分かれており、
スパルタカスが剣闘士として成り上がるところから、
クラッススとの闘いまでが描かれています。

本書の前書きには
「ローマ史は人間の英知がすべて詰まっている」
と書かれておりますがドラマ版スパルタカスでも十分にそのように感じられます。

残念ながら本書ではスパルタカスについてはあまり触れられておりませんでした、
ローマの歴史の流れと共に名将の紹介とその時代における政治の優れている点と劣っている点について
解説されておりローマ史について無知でもかなり読みやすくなっております。

ローマ帝国は何故帝国になったか?

この問いの答えとして何度も述べられているのが

ローマは決して連戦連勝で帝国になったわけではなく、
何度も敗戦を繰り返すが決して負けっぱなしではなく勝つまで戦う、
その失敗から学ぶ精神とローマ人としてプライドが帝国へと成りえた一つの理由である。

ということです。

1戦目は必ずローマは定石といいますか、オーソドックスな戦法を使います。
何故なら基本的に兵士の数で相手より劣ることはないからです。

しかし、ハンニバルのような名将相手だと敗れてしまうことがあります。

そこでローマは絶対に負けを負けたままにせず再び戦をし、勝利するのです。

勝利できる大きな要因として2つ挙げられております。

一つ目は負けて帰ってきた者を元老院から排除したり吊り仕上げたりしないことです。
他の国であれば負けて帰ってきた将軍は必ず罰せられます。
しかしローマでは負けて帰ってきたてプライドがズタボロになることで十分に罰せられていると考え、
また、一度戦で交わった者がそこから学び戦略を練る方がリベンジした際に有効だと考えられていたそうです。

それだけ元老院も国民もローマに対する忠誠心が強かったそうです。

2つ目の要因としては軍の士気と緊張感にあります。
ローマ軍は戦においてヘマをした場合に軍全体に連帯責任として「10分の1刑」という罰を与えます。

これの刑は例えば100人の軍だとして10人1組になりくじを引き外れを1人決めます。
その1人を残りの9人で殴り殺すのです。

この刑の一番効き目は、頑張った人もさぼった人も平等にくじを引き殺される者を決めるところにあります。
生き残ったものそして殺されたものも十分に罰を受けたこととなるのです。

ここを読んで映画『フルメタルジャケット』で微笑みデブ(ニックネーム)が菓子パンを隠しもっていた時に、
ハートマン軍曹が隊員全員の罰として微笑みデブに菓子パンを食べさせ、
その周りで他の隊員を腕立て伏せをさせるシーンを思い出しました。

足を引っ張る者がいるときに、その足を引っ張る者を直接罰するのではなく、
その足を引っ張る者のせいで頑張っている周りの人がもっと苦労をしなくてはならなくなったのを
目の当たりにさせるのが一番効き目があるという、なんとも怖い考え方ですよね。。。

唐突ですが、
本書は300ページでローマ史を起源から滅びるまでサラッとおさらいすることができるためローマ史入門には大変お勧めです。
私ももう一度スパルタカスを観たくなってきました。
GWを利用して一気に見ようかなーと企んでおります。

以上
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スーパーサイズミー

どうも、事務所に購入していただいた本を読み終えぬまま2月が終わってしまいそうで
非常に危機感があります。町野です。

とはいえ、先週は映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』を
ネットフリックスかアマゾンプライムかどちらかで見ました。

チャーチルが凄い凄い。

何が凄いかって朝から晩までウイスキーかシャンパンを飲んで
一日中葉巻をくわえてる。しかも奥さんに「そんな贅沢して!今月も赤字よ!」
等と愚痴られ(大統領でも赤字!?)
「わかったよ~葉巻は一日四本にするよ~」などと言っておりました(笑)

私も節約で極力葉巻はタバカレラ(チャーチル愛喫)を吸おうと思います。

そして見た直後、チャーチも好きだったジョニーウォーカーブラックラベルを買い、
毎晩のように飲んでたらかなり体調も悪く、元々鈍い頭が全く回転していない週を過ごしたため
反省し今週からはコーヒーとお湯生活に戻します。

以下、メルマガのコピペ。↓↓↓

スーパーサイズミー

今回は2004年に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画
『スーパーサイズ・ミー』をご紹介いたします。

(ドキュメンタリー映画は書きやすい!)

監督はモーガン・スパーロック監督で他に有名な作品だと『ヤバイ経済学』などがあります。

『ヤバイ経済学』では「人間が動くには”インセンティブ”がキーワードになる」という主題から
事例がいくつか紹介されます。

(高校生に報酬を与えると成績が伸びるとか、経済理論的に相撲は100%八百長とかとか)

そして今回の『スーパーサイズ・ミー』はマクドナルドのお話です。

今回、wikipediaのあらすじが、かなりわかり易かったので引用します↓

この作品の監督であるモーガン・スパーロック自身が、
1日に3回・30日間、マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるか?
を記録したものである。

この間、健康のための運動はやめ、
彼の身におこる身体的・精神的な影響について記録している。
スパーロックはファストフード業界の社会的な影響を調査し、
この業界が利益のために栄養を犠牲にしていることを明らかにした。

スパーロックは当時33歳、身長188センチメートル、体重84キログラム、
体脂肪率11%、体格指数23.7と、健康体であった。

30日後、体重は11キロ増え、体脂肪率は18%になり、体格指数も27(アメリカ基準では「標準以上」)、
さらに躁うつ、性欲減退、かなり深刻な肝臓の炎症を起こした。

スパーロックの実験の動機は、アメリカ合衆国保健福祉省長官も「蔓延している」と宣言する程、
アメリカ社会の急速な肥満の増加にあり、これに呼応する形でマクドナルド社に対して起こされた訴訟にあった。
この訴訟自体は因果関係が認められないとして裁判所に却下され、
マクドナルド側の勝利に終わるものの、スパーロックはタバコ会社に対するのと同様の非難が、
ファストフード業界にも当てはまるのではないかと指摘した。


以上があらすじで、
他にも実験にはいくつかのルールがあります。

・一日に三回マクドナルドの商品を食べる。

・マクドナルドのメニューのすべてを一度は食べる。

・「スーパーサイズになさいますか?」と聞かれた場合、必ずスーパーサイズを注文する。
 (日本にはない信じられないくらいデカいサイズです。)

等です。

実験により監督はゲロを吐くようになったり中毒症状を起こしたり、
肥満になったりします。

まあ大体想像できたことではありますが、
私もお菓子で空腹を満たしたり、コンビニのごはんばっかり食べていますので
他人事ではありません。

食品添加物には中毒性があるのも何となく身をもってわかるような気がします。

お酒やたばこなど生きるために全く必要のない物をやめるよりも、
食べ物は何かを食べなくてはならないので、その内容を改善するのは難しいそうです。

私は幸い両親がしっかり考えて食事を与えてくれたおかげで、
生活習慣病にかかったこともなければ、虫歯にすらなったことがありません。

しかしここ近年(一人暮らしを始めてから)カップラーメンやコンビニチキンをほぼ毎日食べるような
生活を送っております。

『クロワッサンで朝食を』という映画で老婆がメイドに対して、

「私にスーパーのクロワッサンなんて食べさそうってのかい!
 こんなのはパンじゃなくてプラスチックだよ!!!」

と、言い放つシーンがあり、学生の時は私も同意していたのですが、
今ではすっかり食品添加物中毒になっています(多分)。

AIで仕事がナントカカントカ難しい話はよく耳にしますが、
最後は人間、思考するタンパク質の塊でしかないので健康には皆様お気をつけください。

以上。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前後編

どうも、リメイクされた『サスペリア』をまだ見られていない町野です。
音楽がレディオヘッドのトムヨークということもあり是非劇場で見たいところですが、
『レディープレイヤー1』を見てからというもの猛烈にVRゴーグルが欲しくなってしまいました。

VRゴーグルがあれば映画館に行かなくてもかなりいい映画体験が自宅でできるのでは???
まあでも3万円くらいするし迷うところではありますよね。
スーツとか靴とかコートとかボロくなってきたので優先して買わなきゃいけませんしね!

以下メルマガのコピペです↓

まどまぎ

「なんだよアニメかよ、最近のアニメなんて平成生まれのゆとり教育を受け奴らが離乳食みたいに消化しやすい
プロットで生ぬるい毒にも薬にもならないモンだろ~」と、偏見を持たれている方もいるかもしれませんが、
(と、いうのも偏見ですが)実はそうではないといいますか、そういう作品も沢山ありますがこの映画は面白いので、
是非、皆様に見ていただきたい!です。

そもそもこの作品は2011年の東北大震災があった年にテレビアニメとして放送されておりました。

当時多分、私は高校1か2年生ですかね。

部活もしなければ、勉強もせず、バイトもせずに、
ただただ学校へ行き何の学びもないまま家に帰りパソコンにかじりついては、
朝が来て学校へ行く生活を送っておりました。。。

当時の私は放送されていたアニメはまあまあ見ていたので勿論アニメ版はみていましたが、
劇場版は見ていなかったので今年ようやくネットフリックスでみました。

映画の内容としましてはアニメの総集編ですのでこの前後編を見ることによってアニメの内容は把握できます。

(正確には三部作ですが今回は二作目までの話を書きます。
なぜなら三作目を見ていないので。)

今回あらすじはwikipedia先生がわかりずらかったのと長かったので私がザックリ書きます。


まず大前提としてキュウべえというかわいい生き物と契約することにより、魔法少女になれます。

魔法少女になると、人間の濁った心が魔女となり人を良からぬ方向へと導くためその魔女を退治しなければなりません。
(と、最初キュウべえに教えられますが実はかなりかいつまんで教えられています。)

そしてその任務を課される対価としてなんでも好きな願い事を一つだけかなえてくれるのです。

ここまでの内容だとかなり可愛い魔法少女アニメに聞こえますね。
イラストもかなりかわいいタッチで描かれた萌え~な(?)雰囲気で描かれております。

しかし、先輩魔法少女である、マミ先輩が首チョンパで殺されるところから話は一変します。

と、いうようなあらすじです(ざっくり)

この作品の脚本は虚淵玄氏という方でエロゲー(エッチなPCゲーム)のシナリオライターをされている方です。

エロゲーというのはやったことない方も多いかもしれませんが、
大体の作品は(多分)モテモテの主人公のセリフをプレイヤーが選択し、
お気に入りの美少女を口説き落とすゲームです。

(お気に入りと書きましたが、セリフの重要な選択しをセーブしておき、
最終的には全美少女を口説くプレイヤーが多い(?)です。)

そんな中、虚淵氏のエロゲーは一味違います。

口説き落とし、うまくいった後、バチが当たるのです。

それもかなり凄惨な。

このことに関して映画評論家の町山氏は「日活ロマンポルノと似ている」と
述べており少し面白かったです。

本作品は、そんな虚淵氏が、

「願い事が何でも叶えられます。」

「じゃあどんな?

誰のために?自分?それとも他人?

他人の場合それを叶えてあげて命がけで魔女と戦う自分に対して他人はどのくらいコミットしてくれるの?

では、自分のためだとして誰からも承認されずに命掛けで魔女と戦うモチベーションを維持できる?

では、魔法少女にならない?

世にはびこる犯罪、自殺、悪行が魔女のせいであることを知り、
それが自分の家族、友人にも手が伸びていて、
今すぐ契約すればその命は救えるかもしれないのに?」


などの問いが次々と登場人物に襲い掛かりグロテスクに心を揺さぶり引き裂きます。

主人公のまどかがどうなるのかとても書きたいところですが、ネタばれになるのでこのくらいにしておきます。

ちなみに私の好きなセリフは、まどかのお母さんが言っていた、

「大人はみんなツライの、だからお酒を飲んでイイってことになってるわけっ」

と、いいながらバーボンっぽいウイスキーを飲むところです。


以上。